Medieval Fiddle Society of Japan

© 吉野剛広 YOSHINO Takahiro  

人の心によりそう音色 ♪ 中世フィドル

中世のヨーロッパにおいて、音楽は、人の心のどんな部分をしめていたのか・・
音の溢れている現代からは、想像もつきません。

中世フィドルのことをを知ってもらいたくて、弾いてもらいたくて、中世フィドル協会を立ち上げました。
吉野剛広さんが描いてくださった赤い鳥 フィドリ が、世界中に羽ばたきます。

 
フィドル奏者 ♪ 日本中世フィドル協会代表 上田華央

Medieval Fiddle Society of Japan

© 吉野剛広 YOSHINO Takahiro

人の心によりそう音色 ♪ 中世フィドル

中世のヨーロッパにおいて、音楽は、人の心のどんな部分をしめていたのか・・
音の溢れている現代からは、想像もつきません。

中世フィドルのことをを知ってもらいたくて、弾いてもらいたくて、中世フィドル協会を立ち上げました。
吉野剛広さんが描いてくださった赤い鳥 フィドリ が、世界中に羽ばたきます。

フィドル奏者 ♪ 日本中世フィドル協会代表 上田華央

 

【協会公式イベント】

ワークショップ あなたも中世音楽師 in 世田谷

 

あなたも中世音楽師in世田谷 フライヤー

    日本中世フィドル協会

※2023年のワークショップの開催については未定です。

 

【協会公式イベント】毎月開催

中世フィドルを楽しむ会 フィドリ倶楽部

 

フィドリ倶楽部フライヤー

    日本中世フィドル協会

今後の開催予定(すべて 14時~16時30分

2023年
8月 26
9月 3, 9, 30
6月 1, 15, 21
 
レベック部 9月17

会場 フィドリハウス(東京都世田谷区上北沢)

一日受講料 大人 4,000円(同月2日参加を希望者は2日目 3,000円)/子供 2,000円
定員 7名(参加希望者少数の場合は中止)/お茶付き/初心者歓迎
楽器貸出可(当日 500円 / 月4,000円 要身分証明書)

講師 上田華央(中世フィドル)

フィドル初心者からプロ弦楽器奏者まで、一緒にアンサンブルを楽しめる不思議な講座です。
貸し楽器がありますので、楽器をお持ちでない方もご参加いただけます!
参加者の皆さんそれぞれのレベルに合わせて指導いたします。
♪ひなコース(初級) 弓奏法、ピッチカート
♪さえずりコース(中級) 左手運指、メロディ
♪はばたきコース(上級) 重音奏法、他

コンサートフライヤー

 TrouBour(トルブール)     

日時 2023年9月1日(金) 19時開演(18時30分開場)

会場 日本福音ルーテル東京教会 (東京都新宿区)

書籍CD込み 6,500円 / 入場料のみ 4,500円
25歳以下学生 3,000円(要予約/要学生証/入場料のみ) / 小中高生1,000円(要予約/入場料のみ)

【カンティーガス・デ・サンタ・マリアへの誘い】出版記念コンサート

論創社よりこの夏出版予定の「カンティーガス・デ・サンタ・マリアへの誘い」の発売を記念したコンサート。演奏前に写本と楽器についての解説あり。

編著者からのことば
 『カンティーガス・デ・サンタ・マリア』(聖母マリア頌歌集)は13世紀の奇蹟の芸術作品と謳われています。美しくも繊細な中世ガリシア語による奇蹟と聖マリアを賛歌するカンティーガスの詩をトルブールが奏でる優しい音色にあわせて、その魅力を味わうことができます。本書は書誌学、物語分析、中世音楽と楽器について著した日本初の出版です。 [著者] 浅香武和、浅野ひとみ、杉本ゆり、上尾信也

演奏 中世/ルネサンス音楽ユニット TrouBour トルブール
上田華央(中世フィドル)
小坂理絵(歌、ハープ)
櫻井元希(歌)
浅井愛(リコーダー)
常味裕司(ウード)
立岩潤三(パーカッション)

コンサートフライヤー 
 

坂本音楽スタヂオ       

日時 2023年11月5 16時から19時ごろ
 (会場へは15時40分からお入りいただけます)

会場  大阪市立東成区民センター

一般 4,000円 / 学生 3,000円(前売りのみ/受講時に学生証の提示が必要)

講師 山田高誌(熊本大学 大学院人文社会科学研究部/教育学部音楽科 准教授)
器楽演奏指導 坂本卓也(坂本音楽スタヂオ)

主催 坂本音楽スタヂオ

イタリアのマドリガーレを読む、歌う、奏でる
初心者のためのイタリア語詩( 韻律) の分析・理解と演奏

 本講座は、「西洋音楽」の出発点の「詩」の理論と構造を初歩から学び、作曲技法の理解、そして演奏に生かしてみようという欲張りな企画です。

 音節の数、そしてアクセントと韻を縦軸と横軸にして編まれる「言葉の織物」としての「西洋詩」。今回は、音楽の言語であるイタリア語にフォーカスをあて、18世紀のオペラのアリア、そして、イタリア語を「母語=Madre linguaマードレ・リングワ」として登場した、16ー17世紀の「マドリガーレ」を実例としながら、詩形の中に読み手の“目線”や“気持ち”を読み解いていきたいと思います。

 もちろんイタリア語ができなくても全く大丈夫。「詩の理論」は、シェークスピアをはじめとする英語詩、フランス語詩、ドイツ語詩と共通しているので、これからの皆さんの音楽生活を豊かにすることと思います。

 講座の後半では、分析に用いるジェズアルドとモンテヴェルディのマドリガーレをいくつか、皆さんと共に演奏する予定です。演奏への参加は任意で、歌(ソプラノからバスまで)でも器楽(基準ピッチA=440Hz)でも大丈夫です。楽譜は10月中旬にPDF でお送りします。

フライヤー 
 

坂本音楽スタヂオ       

日時 2023年11月12 18時30分から20時ごろ
 (会場へは18時からお入りいただけます)

会場  IKE Biz としま産業振興プラザ (東京都豊島区)

入場料 3,000円

お話し 遠藤雅司(音食紀行)
お話し・演奏 坂本卓也(坂本音楽スタヂオ)
案内人 斉藤基史

主催 音食紀行・坂本音楽スタヂオ

健康でいたければ、以下を心がけること。
食欲なしに食べはじめるべからず。
食事の準備が整っていないときも同様である。
よく噛んで食べること。
これは口に入れたものがよく煮えていようと、
食材の原型を留めていようと徹底すべし。
(レオナルド・ダ・ヴィンチ『アトランティコ手稿』)

お話し 遠藤雅司(音食紀行)
 レオナルド・ダ・ヴィンチの健康観は、人文主義者のプラーティナの影響を強く受けていました。プラーティナの料理書『真の喜びと健康について』は、素材の味を生かしたシンプルなもので、中世料理とは決定的に異なっていました。富や権力の象徴として多用されていた香辛料が最小限に控えられていたのです。プラーティナは香辛料を薬の代用品と捉え、薬の効果を期待するなら少量で十分だとしました。
 これ以降、イタリアを中心に香辛料の使用は抑制方向に向かいます。プラーティナによって、食に対する「節度」の概念が持ち込まれたと言ってもよいでしょう。
 そんな1500 年代イタリアの食文化についてお話いたします。

お話し・演奏 坂本卓也(坂本音楽スタヂオ)
 レオナルドは絵画、解剖学、軍事、工学、などさまざまなジャンルで知られていますが、音楽家でもありました。
 ミラノ宮廷に音楽家として迎え入れられたという彼が奏でた音楽そのものは記録されていません。しかし、15 世紀後半から16 世紀はじめにかけて北イタリアで筆写された写本から当時の音楽事情を振り返り、ヴァイオリンの祖先ともいえる弦楽器「ヴィエール」にて、当時の旋律をご紹介したいと思います。

ここには、日本国内で開催される、[演奏に中世フィドルが含まれるコンサートやライヴ]、[中世フィドルが活躍したであろう時代(中世~ルネサンス期)の音楽についての講座]、[中世フィドルに関わりのあるイベント]を掲載しています。ヴィエール、フィーデルなど、呼称は問いません。

掲載にあたっては、主催者、出演者、関係者、公開されているウェブサイトなどからの情報をもとに慎重を期しておりますが、誤記があった場合、主催者によって内容が変更された場合などでも、日本中世フィドル協会では一切の責を負うことはできません。
情報をご利用になる際には、ご自身にて情報を再確認していただきますようお願いいたします。

14世紀の写本に描かれた音楽家

14世紀の写本に描かれた音楽家

14世紀の写本に描かれた音楽家

14世紀の写本に描かれた音楽家

「中世フィドル」ってどんな楽器?

ここで「中世フィドル」と呼んでいるのは、中世にヨーロッパで演奏された擦弦楽器で、12世紀ごろにはすでに存在していました。
この楽器は、古い書物のなかで紹介され、さまざまな写本や絵画にも多数描かれています。
俗謡や宗教曲で美しい旋律を奏でたり、歌の伴奏をしたり、リズミカルな舞曲を奏でたり、ドローン(長~い音)を弾いて仲間を支えたりと、中世、ルネサンス時代の花形楽器でした。

「ヴァイオリン」や「フィドル」とは違うの?

一方、ヴァイオリンの完成は16世紀。現代ではおおまかに、クラシックを演奏するものが「ヴァイオリン」
アイルランドなどの伝統音楽、民族音楽、舞曲を演奏するものがフィドル」と読ばれていますが、どちらも楽器としてはほぼ同じものです。

しかし「中世フィドル」は、弦の数もさまざまで、調弦法も現代と異なるため、同じ「フィドル」という呼び名ではややこしくなってしまいます。
では昔はどうだったかというと、「フィドル(英語)」「ヴィエール(仏語)」「フィーデル(独語)」など、これまたさまざまに呼ばれていたようです。

「中世フィドル」という呼び名について

そこで、日本中世フィドル協会では、呼び方の混乱を避けるために、この楽器を「中世フィドル」と呼ぶことにいたしました。
ヴァイオリン出現前に用いられた擦弦楽器のうち、ヴィオール属(ヴィオラ・ダ・ガンバなど)にあてはまらない楽器の、ゆるい総称として「中世フィドル」の語を使用してまいります。

あくまで、楽器の呼び方による混乱を避けることが目的ですので、他の呼称を否定するわけではありません。ご理解いただければ幸いです。

現代製作されている中世フィドル(マルコ・サレルノ氏作)

現代製作されている中世フィドル(マルコ・サレルノ氏作)

現代製作されている中世フィドル(マルコ・サレルノ氏作)

現代製作されている中世フィドル
(マルコ・サレルノ氏作)

「中世フィドル」の製作について

当時の楽器について、楽器の完成形はさまざまな書物に描かれているものの、その製作についてはなにも資料が残されていません。
おそらく、楽器職人だけでなく、修道士なども自ら製作していたのではないかと考えられていますが、断定的なことはなにもわかっていません。
「これが中世フィドルだ」と断定できる楽器も、その設計図も、1つたりとも現存していないのです!

そこで、現代の楽器製作家たちは、絵画や彫刻、古い教会の壁画などから寸法や構造を想像して、中世フィドルを製作しています。
その多くは、ヴァイオリンやヴィオラ奏者が弾きやすいように、ヴァイオリンやヴィオラに近い寸法で、弦が4本または5本のものです。

「中世フィドル」の調弦法について

調弦法は古い書物にいくつか記されていますが、現代のヴァイオリン、ヴィオラ奏者の感覚からはかけ離れているものも多いため、 現代のヴァイオリン、ヴィオラと同様の 5度調弦 や、古い調弦法の一種でありながら比較的扱いやすい 5度/4度調弦 で調弦することが多いようです。

当協会では、より中世の響きに近い(であろう) 5度/4度調弦を推奨 しています。

写真上(右)から
4本目まで 中世フィドルの弓いろいろ
5本目 ヴィオラのバロック弓
6本目 ヴァイオリンのモダン弓

弓について

現代(モダン)の弓は、木が反っているので、弓元~弓先まで均等な音がでます。

バロックの弓は、木が弓なりなので、弓の元から真ん中へ音が膨らみ、逆さに真ん中から先へ運ぶにつれ、音の膨らみは減ります。

中世の弓は、バロックよりもさらに「弓」感が増し、木と毛が離れています。このため、弾いていて弾力感があり、腕の圧力がそのまま吸収されるので、音色の変化が作り易いと思われます。

弓の毛(馬のしっぽです)の張り具合は、木のしなりと、毛の長さで決まりますが、毛を弓の木に留める方法として、革ひもで結んだり、蝋で留めたり、木でボックスを作り毛の長さを調整したり、時代により様々な方法が用いられました。

弓に使われる木材は時代によりさまざまです。
モダン弓にはフェルナンブーコ、ブラジルウッドやカーボンファイバーが、バロック弓にはスネークウッドやアイアンウッドが用いられますが、はたしてその昔、中世にはいったどのような材が用いられたのでしょうか……

2017年 神楽坂中世音楽まつり

日時 2017年5月11日(木)- 14日(日)

会場 アートスペース K1 (東京都新宿区神楽坂)

神楽坂中世音楽まつりの発表会の様子をダイジェストでまとめました。
平日コース、土日コース、それぞれ2日間、中世フィドル、パイプ&テイバー、歌、ハープなど、様々に中世音楽を楽しみました。

皆で中世のメロディを合唱しながら、初めての方もいっしょに中世フィドルも弾きました。
中世フィドルだと開放弦でアンサンブルに参加出来るので、弦楽器が初めてでも弾いた感満載ですよ!)
そして、右手に太鼓、左手に笛、さらに足踏みまでいっぺんに!! パイプ&テイバーは超脳トレの世界! 楽しかった!!




2016年 はらむら古楽祭

日時 2016年9月17日(土)- 9月19日(月祝)
会場 長野県諏訪郡原村 第2ペンション・ヴィレッジ周辺

9/17~19 原村古楽祭の様子です。中世フィドル隊4~9人までになりました!
嬉しいよぉぉ~(T.T)
去年は私1人で弾いていたわけで…。
写真は初日の様子です。4回色んな場所を練り歩きました。

主催:音楽の生まれる村「はらむら」実行委員会
企画協力・共催:フォンス・フローリス
後援:原村 原村教育委員会 原村商工会 原村観光連盟 茅野市教育委員会 北杜市教育委員会

はらむら古楽祭のようす
はらむら古楽祭のようす
はらむら古楽祭のようす
はらむら古楽祭のようす
吉野さんの絵

© 吉野剛広 YOSHINO Takahiro

吉野さんの絵

© 吉野剛広 YOSHINO Takahiro

設立者

演奏しやすくて素敵な音色の中世フィドルを、より多くの方々に楽しんでいただきたく、ジョングルール・ボン・ミュジシャンの中世フィドル奏者でもある上田華央によって設立。(2018年11月、上田美佐子より改名)

設立趣旨

コンサート、講座、イベントなどを通じて中世フィドルの認知度を上げ、愛好者を増やし、愛好者同士の交流を深めることを目的とする。

主な活動

中世フィドルを楽しむ会フィドリ倶楽部

中世フィドルを楽しむ会 中世フィドルを楽しむ会

中世フィドルを楽しむ会
フィドリ倶楽部

フィドル初心者からプロ弦楽器奏者まで、一緒にアンサンブルを楽しめる講座です。
貸し楽器がありますので、楽器をお持ちでない方もご参加いただけます!
フィドリ倶楽部の様子はこちら

フィドル初心者からプロ弦楽器奏者まで、一緒にアンサンブルを楽しめる講座です。
貸し楽器がありますので、楽器をお持ちでない方もご参加いただけます!
フィドリ倶楽部の様子はこちら

中世音楽ワークショップ

中世フィドルを楽しむ会 中世フィドルを楽しむ会

中世音楽ワークショップ

中世フィドル、パイプ&ティバー、ハープなどさまざまな楽器や、中世の歌に挑む二日間。
講師3名による集中したレッスンのあとは、皆で中世のメロディーを合奏する充実イベントです。

中世フィドル、パイプ&ティバー、ハープなどさまざまな楽器や、中世の歌に挑む二日間。
講師3名による集中したレッスンのあとは、皆で中世のメロディーを合奏する充実イベントです。

はらむら古楽祭

はらむら古楽祭 はらむら古楽祭

はらむら古楽祭

はらむら古楽祭にて、中世フィドル練り歩き隊を実施

はらむら古楽祭にて、中世フィドル練り歩き隊を実施

フィドリズ ♪ 投げ銭ライヴ

フィドリズ ♪ 投げ銭ライヴ フィドリズ ♪ 投げ銭ライヴ

フィドリズ ♪ 投げ銭ライヴ

イベントの際、中世フィドル3重奏、又は4重奏を企画。協会員有志によるもので、その時々でメンバーは変わります。

イベントの際、中世フィドル3重奏、又は4重奏を企画。協会員有志によるもので、その時々でメンバーは変わります。

オリジナルグッズ販売

オリジナルグッズ オリジナルグッズ

オリジナルグッズ販売

Tシャツ、バッグ、シール、ハガキなどのオリジナル・グッズを販売

Tシャツ、バッグ、シール、ハガキなどのオリジナル・グッズを販売